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警備会社のホームページに最低限のせる採用情報

集める求人媒体お金をかけずにできる

2026年8月26日|はやぶさ採用編集部

どの求人媒体から応募する人も、その前にほぼ必ずやることがあります。会社名での検索です。求人票を読んで「ちょっと良さそうだな」と思った人は、応募ボタンを押す前に、スマホで会社名を打ち込みます。そのときホームページが無い、あっても採用の情報が無いと、それだけで「よく分からない会社」として候補から外れていきます。

もったいないのは、この時点で消えていく人は、求人票までは読んでくれた「見込みの濃い人」だということです。広告費を払って集めた応募候補が、自社のホームページの手前で引き返している。これは、店の前まで来たお客さんが、看板が暗いという理由で帰ってしまうのと同じです。

安心してください。凝ったサイトは要りません。動画も、しゃれたデザインも不要です。この記事で紹介する最低限の情報が載っていれば、採用の戦いには十分参加できます。何をのせればいいのか、どう書けばいいのかを、順番に説明します。

この記事の要点
  • 応募者は求人票を見たあと、ほぼ必ず会社名で検索する。採用ページはすべての求人媒体の「受け皿」
  • のせるべきは7つだけ。仕事内容・給与・勤務地・写真・会社概要・よくある質問・応募方法
  • 応募方法は「平日昼間の電話」だけにしない。夜中でも動くフォームやLINEの受け皿を用意する
  • 更新が止まったページは逆効果。全部でなく、採用ページと会社概要だけ現在の情報に保てばよい

応募の前に必ず起きている「会社名検索」

いま仕事を探している人は、1社だけを見て決めることはほとんどありません。マイナビの「転職動向調査2024年版」によると、転職した人は平均で8.8社に応募し、3.6社の面接を受けています。つまり、あなたの会社は常にほかの会社と見比べられているということです。

見比べるとき、応募者が頼りにするのが会社のホームページです。求人票には文字数の制限があり、書ける情報が限られます。「この会社、実際はどうなんだろう」という疑問の答えを、応募者はホームページに探しに来ます。そこに何も無ければ、答えの用意がある他社に流れるだけです。

逆に言えば、ここはチャンスでもあります。警備業界では、採用ページをきちんと整えている会社はまだ多くありません。周りが手を付けていないからこそ、最低限を整えるだけで頭ひとつ抜け出せます。求人媒体にお金をかける前に、まず受け皿を整える。順番はこちらが先です。

最低限のせる7つと、それぞれの書き方

のせるべき情報は、次の7つです。まずは全体を見てください。7つに絞るのには理由があります。応募者が知りたいのは「どんな仕事を、いくらで、どこでやるのか。どんな人たちと働くのか。ちゃんとした会社なのか。不安はないか。どう応募するのか」——この7点に尽きるからです。会社の沿革や社長の長いあいさつ文は、あれば読まれることもありますが、無くても応募は減りません。まず7つ。話はそれからです。

採用ページの最低限セット
① 仕事内容
1日の流れで
② 給与と手当
数字で
③ 勤務地・現場の種類
地名まで
④ 働く人の写真
本物を
⑤ 会社概要
所在地・認定番号
⑥ よくある質問
不安に先回り
⑦ 応募方法
電話以外も

① 仕事内容は「1日の流れ」で書く

「施設警備業務」と書いても、未経験の人には何も伝わりません。「朝8時に出勤して制服に着替える。9時から受付で入館の対応。昼は交代で1時間休憩」というように、時計の針に沿って書くと、読んだ人が自分の1日を想像できます。想像できる仕事にだけ、人は応募します。

② 給与と手当は数字で書く

「高収入」「頑張り次第」といったあいまいな言葉は、かえって警戒されます。月給や日給の額、残業代の扱い、資格手当の額を、そのまま数字で書きましょう。書ける手当が少ないと感じるなら、資格手当の整備もあわせて検討する価値があります。

③ 勤務地は地名まで書く

「首都圏一円」では、応募者は通えるかどうか判断できません。「横浜駅周辺の商業施設」「川崎市内の工事現場が中心」など、地名まで出しましょう。現場の種類(施設・交通誘導・イベントなど)も添えると、仕事のイメージがさらに具体的になります。

④ 写真は本物の社員を

写真素材集の外国人モデルや、きれいすぎるイメージ写真は、一目で「借り物」と分かります。実際に働いている社員の写真が1枚あるだけで、ページの信頼感はまるで変わります。撮り方のコツは、まとめの章で紹介する別記事に詳しく書いています。

⑤ 会社概要には認定番号を

所在地・代表者名・設立年に加えて、警備業の認定番号を必ず書きましょう。応募者本人は番号の意味を知らなくても、「公的な認定を受けて営業している会社だ」という安心材料になります。電話番号と地図も忘れずに。実在の確認ができることが、そのまま信頼になります。

⑥⑦は特に大事なので、次の章から詳しく

よくある質問と応募方法は、応募数に直結する2項目です。それぞれ章を分けて説明します。

応募方法は「夜中でも動く受け皿」にする

応募方法が「平日9時〜17時に電話」だけの会社は、それだけで応募者の大半を逃しています。いま在職中で転職を考えている人は、平日の昼間に電話をかけられません。仕事を探す作業は、夜、家に帰ってからスマホでやるのが普通です。「いいな」と思ったその夜に応募の一歩を踏み出せる受け皿——フォーム・SMS・LINEなど——を必ず用意しましょう。

そしてもう一つ大事なのが、受け取ったあとの速さです。応募者は複数の会社に同時に応募しています。連絡が早い会社から順に面接が決まり、遅い会社には「もう決まりました」しか残りません。私たちの親会社の警備会社では、応募が入ってから13分で初回の電話をかける体制を作り、それが採用成果の土台になっています。そこまでの速さは無理でも、「翌営業日までには必ず折り返す」と決めるだけで結果は変わります。応募電話に出られないことの損の大きさは、応募電話に出られない損で詳しく書きました。

ページの作りとしては、どの画面からでも押せる場所に「応募はこちら」のボタンを置き、入力項目は名前・電話番号・連絡の取りやすい時間帯くらいまで絞ります。履歴書の添付や長い志望動機を求めると、そこで手が止まります。あわせて、ページがスマホで読みやすいかも一度確かめてください。応募者のほとんどはスマホで見ています。パソコンではきれいでも、スマホで開くと文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりするページは意外に多いものです。自分のスマホで自社の採用ページを開き、指で応募まで進めるか試す。これだけで大きな穴が見つかります。まず連絡先をもらう。細かい確認は電話で話すときにすれば足ります。

よくある質問は「不安の打ち消しリスト」

「未経験でも大丈夫ですか」「体力に自信がないのですが」「研修中も給料は出ますか」——面接でよく聞かれる質問は、応募をためらっている人の不安そのものです。それを先に文字で答えておくのが、よくある質問のページです。

作り方は簡単です。面接の場で実際に聞かれたことを10個書き出せば、そのまま原稿になります。思い出せなければ、面接に立ち会う社員や現場の隊長に「応募者や新人からよく聞かれることは?」と聞いてみてください。「夜勤は必ずありますか」「何歳まで働けますか」「制服は貸してもらえますか」「給料日はいつですか」——現場には質問の種がいくらでも転がっています。

答えを書くときのコツは、正直に書くことです。「夜勤はありますか」に対して、あるのに無いように書けば、入社後に「話が違う」と辞めていくだけです。「現場によっては夜勤があります。日勤だけの希望も面接でご相談ください」のように、事実と相談の余地をセットで書く。この正直さが、早期退職を減らすことにもつながります。

更新が止まったページは逆効果

「お知らせ 2019年」のまま止まったページは、動いていない会社に見えます。応募者の立場で想像してみてください。何年も前の日付で止まったホームページの会社に、自分の生活を預けようとは思えません。せっかくページがあるのに、古さのせいで信頼を失うのは本当にもったいないことです。

とはいえ、全部を更新し続ける必要はありません。守るのは2か所だけです。採用ページと会社概要だけは現在の情報に保つ。給与額・勤務地・電話番号・代表者名が今と合っているか、年に数回でいいので見直します。見直しの時期を「4月と10月」のように決めてカレンダーに書いておくと、忘れずに続けられます。そして、お知らせ欄のように日付の出る欄は、更新し続ける自信がなければ思い切って消すのも手です。日付が無ければ、古びません。

ページを直す作業は、制作会社に頼んでいるなら文言の修正だけを依頼すれば、大きな費用はかからないのが一般的です。自社で編集できる仕組みなら、この記事の7項目を上から順に見直すだけで、半日もあれば骨組みは整います。完璧を目指して止まるより、まず今の情報に直すことが先です。

よくある質問

Q. ホームページ自体が無いのですが、作るべきですか?

作ることをおすすめします。ただし、最初から立派なものは要りません。1ページに7項目が載っているだけでも、「検索したら何も出ない」状態とは大差が付きます。無料や安価で始められる作成サービスもあるので、まず1ページから始めて、様子を見て育てていけば十分です。

Q. 採用ページを整えたら、求人媒体はやめてもいいですか?

やめないでください。役割が違います。求人媒体は人を「集める」道具、採用ページは集めた人を「受け止める」道具です。受け皿を整えたうえで、求人をどこに出すかを考えるのが正しい順番です。

Q. 載せてはいけない情報はありますか?

採用選考では、応募者の適性と能力に関係のない事柄——本籍や家族の状況、思想など——を応募条件にしないことが、厚生労働省の「公正な採用選考」の考え方で示されています。「明るい人歓迎」のような人柄の表現は問題ありませんが、年齢や性別で応募を絞る書き方は原則できないとされています。迷ったら断定的に書かず、面接で相談できる形にしておくのが安全です。

Q. 社員が写真に写るのを嫌がります。どうすれば?

顔がはっきり写らない写真でも効果はあります。後ろ姿、少し離れた位置からの立哨の様子、点呼の風景など、「本物の現場」が伝われば十分です。無理に顔を出させて社内の空気を悪くするより、撮れる範囲の本物を使いましょう。

Q. 応募フォームを付けたら、変な営業の問い合わせも来ませんか?

正直に言えば、多少は来ます。ただ、営業メールを数件削除する手間と、応募者を1人逃す損とでは、比べものになりません。応募用と問い合わせ用の窓口を分けておくと、見落としも減ります。

Q. 効果はどうやって確かめればいいですか?

面接に来た人に「応募の前にホームページは見ましたか」と一言聞くだけで十分です。ほとんどの人が「見ました」と答えるはずで、そこで何が決め手になったかを聞けば、次に直す場所も分かります。お金のかかる分析の仕組みは、その後で考えれば足ります。

まとめ

採用ページは、すべての求人媒体の受け皿です。応募者は求人票を見たあと、ほぼ必ず会社名で検索します。そこに①仕事内容②給与と手当③勤務地④働く人の写真⑤会社概要⑥よくある質問⑦応募方法の7つが載っていれば、最低限の戦いはできます。特に応募方法は、夜中でも一歩を踏み出せるフォームやSMSの受け皿を。そして受けたら、できるだけ早く折り返す。

7つの最低限を整えたら、次は中身の質を上げていきましょう。写真の撮り方は求人写真の撮り方、求人票本体は警備員の求人票の書き方をどうぞ。

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